ChatGPTとは

ChatGPTがどのようなサービスで、何ができるのかを紹介します。

ChatGPTは、いわば「いつでも気軽に相談できる、物知りな同僚」のような存在です。文章の作成から調べもの、アイデア出しまで、話しかけるだけで手伝ってくれます。

目次

会話するように使えるAIサービス

ChatGPT(チャットジーピーティー)は、人と会話するように文章でやり取りできるAIサービスです。たとえば、「〇〇について教えて」「この文章を直して」「メールを書いて」など、普段話すような言葉でお願いするだけで構いません。質問への回答はもちろん、文章の作成や要約、翻訳まで、さまざまな作業を手伝ってくれます。

しかも、難しい専門知識やプログラミングの知識がなくても、スマートフォンやパソコンさえあれば誰でも利用できます。そのため近年では、仕事や学習、日常生活など、さまざまな場面で活用が広がっています。

こうした広がりを支えているのが、ChatGPTを提供するOpenAI(オープンエーアイ)という会社です。ニュースやテレビ番組、Webサイト、SNSなどで、OpenAIのロゴを一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。生成AI(文章や画像などをAIが新しく作り出す技術の総称)の普及とともにこのロゴを見る機会も増え、いまではChatGPTをはじめとするOpenAIのサービスを象徴するシンボルとして広く知られています。

OpenAIのロゴ

▲OpenAIのロゴ(正式名称「Blossom」)

生成AIのひとつとしてのChatGPT

ChatGPTは、文章・画像・音声などを新しく作り出すAIの総称である「生成AI」の一種です。質問に答えるだけでなく、頼まれた内容に沿った文章や画像そのものを作り出せるのが特徴です。

生成AIの中でもChatGPTは、文章のやり取りを中心にした「対話型AI」に分類されます。裏側では、大量の文章データをもとに「次にどんな言葉が続きやすいか」を学習した、大規模言語モデル(LLM)という仕組みが使われています。ちなみに、ChatGPTの「GPT」は「Generative Pre-trained Transformer(生成的な事前学習済みトランスフォーマー)」の略で、まさにこの仕組みを指した名前です。とはいえ、利用する側がこの仕組みを理解している必要はなく、チャット画面に話しかけるだけで複雑な仕組みを意識せずに使えます。

第4次AIブームとChatGPT

ChatGPTは2022年11月30日にOpenAIによって一般公開され、わずか5日で登録者数が100万人を突破しました。これは、Instagram(約2か月)やFacebook(約10か月)、Netflix(約3年半)と比べても、非常に速いペースです。この急速な普及をきっかけに生成AIは世界中で大きな注目を集め、「第4次AIブーム」と呼ばれる新たな潮流を生み出しました。

ChatGPTは公開後も、より自然な文章を作れるモデルへ、そして文章だけでなく画像や音声もあわせて扱える「マルチモーダル」なモデルへと、内部のAIモデルを段階的に進化させ続けています。モデルの名称やできることは今後も変わっていく見込みですが、「文章で頼めば、文章で応えてくれる」という基本的な使い方は変わりません。

現在では、ClaudeやGeminiをはじめ、多くの生成AIサービスが登場しています。それでもChatGPTは、今なお代表的な生成AIサービスの一つとして幅広く利用されています。文章作成や要約、翻訳だけでなく、画像生成や音声対話、プログラミング支援など、できることは年々広がっています。そのため、個人利用から企業での業務活用まで、さまざまな場面で使われています。

ChatGPTにできること

ChatGPTが得意なのは「言葉」や「情報」を扱う作業で、難しい専門用語を覚えなくても、普段の言葉でお願いするだけで幅広い作業を任せられます。主な例は次のとおりです。

できること 内容の例
文章の作成・要約 メールや報告書の作成、長い資料の要約
文章の校正・言い換え 誤字脱字の修正や、より読みやすい文章への書き換え
翻訳 外国語への翻訳や、やさしい日本語への言い換え
質問への回答・調べもの 一般的な知識に基づく説明や情報整理
アイデア出し・壁打ち 企画書や提案書の構成、キャッチコピーの作成
画像の作成 イラストやアイコン、資料用の図などを文章で指示して作成
画像の内容を理解する 現場写真や図面、手書きメモなどを読み取り、内容を説明・要約
プログラミング支援 Excel関数やマクロ(操作を自動化する機能)、プログラムの作成・修正

これらを組み合わせることで、書類作成や資料作成、情報整理、翻訳、アイデア出しなど、建設業におけるさまざまな業務を効率化できます。たとえば、現場での打ち合わせ内容をメモした簡単な文章を渡すだけで、議事録や報告書の下書きを短時間で作成できます。実際の画面を見ながら試す方法は、次の記事以降で詳しく紹介します。

建設業でChatGPTが注目される理由

建設業でも、ChatGPTのようなAIツールへの関心が高まっています。背景には、次のような業界特有の事情があります。

  • 図面や仕様書、報告書など、扱う文書の量が多い
  • 現場と事務所を行き来しながらの書類作成で、まとまった時間を確保しづらい
  • ベテラン層の退職が進み、若手への技術・ノウハウの引き継ぎが課題になっている

ChatGPTは、こうした「文書を扱う作業」や「言葉で説明する作業」を手助けできるため、専門知識がなくてもすぐに使い始められる点が特に評価されています。具体的な業務での使いどころは、別の記事で詳しく紹介します。

まとめ

  • ChatGPTは、人と会話するように文章でやり取りできるAIサービス
  • 文章・画像・音声などを作り出す「生成AI」と呼ばれる技術の一種
  • 質問への回答だけでなく、文章の作成・要約・翻訳など「言葉」を扱う作業が得意
  • 専門知識がなくても、スマートフォンやパソコンから誰でも利用できる
  • 建設業でも、書類作成や情報整理など、さまざまな業務への活用が期待されている

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